2014年6月24日火曜日

第30回 怪我

おっちょこちょいな性格でして、まあ、割と、怪我 をします。
今も、刃物で切った、左手小指には、包帯が ぐるぐる と ... 。
気を付けなくっちゃぁ、ねぇ、 って話ではありません。
皆さま、不思議だと思った事はありませんか。 怪我が治る って。


不思議の塊ですね、人体。
構成要素は、(大人で)、
  人体の化学成分比は、水分 60 %、たんぱく質 18 %、脂肪 18 %、鉱物質 3.5 %、炭水化物 0.5 % 、
ですって。
4割が組織で、残りは水です。

でも、齢と共に、干乾びて行きます。 水分量。
  胎児では 90 %、新生児では 75 %、子どもでは 70 %、成人では 60~65 %、老人では 50~55 % 、
なんだそうです。
みずみずしい、とは、野菜や果物に限らず、我々 人間にも当て嵌まる様で ... 。


さて、 この水風船の様な身体が、損傷を受けると、血が出て来ます。
                                           痛い! いてぇ ぎゃぁ~。
水風船なら傷は致命傷で 裂けた風船は二度と元には戻れませんね。
これが、機械(家電、カメラ、パソコン、車、etc.)なら、 血は出ない代わりに、持っている人が痛い ... う~ん、また、脱線。
機械は、程度によっては、修理に出す もしくは 修理する 事で、元に帰れますね。
さてさて、人間は ... 。
      どくどくと、血が流れていても、
      軽ければ自分で、酷くても病院や医院で、処置してもらって、
      暫く経てば、傷跡が残る事はあっても、直り ( いやぁ この字ではなく ) 治りますね。
      人命に係る様な、大惨事は、無論、別にして ですけれど。
消毒したり、傷口を覆ったり、傷そのものを縫ったり、 処置は、きっかけに過ぎません。
治すのは、ご自分!

軽い切り傷なら、ばい菌の感染さえ起こさなければ、そのままで何もせずに治ってしまいます。

同じ様に、皮膚に穴を開ける、 蚊に刺されたっ! なんて時は、傷の手当をする方は皆無でしょう。

よく考えてみると、凄い仕組みですね。

時間が全てを解決してくれる訳ですから。


それにしても、この薄い皮一枚の下に、肉が詰まっていて赤い血が流れているなんて。
多少、手荒く扱っても、皮は切れず、外界から守られているなんて。
そしてそして、一度、今回の様に、何か起こると すぐさま 修復を始めるなんて。
不思議で、 素晴らしく、 巧妙で、 ありがたい!


また、脱線してしまうのですが、  
    以前から、 とても、不思議に感じていました。 皮膚の下。
    自分も、手を繋いだり 触った手の先にある 他人さま も、薄い皮一枚に包まれて、生きている ... 。
    この下には、人体模型の様な、はたまた、おかずの お肉の様な 中身が 入っている ... 。
    骨や筋肉に支えられ、叱るべき位置に、しっかりと 存在し、動いている ... 。
    そして、血や体液が 休む事無く 廻っている ... 。
    そして、普通では、壊れずに、永い事、動き続けている ... 。
    この事実に、 とても、不思議な感覚に陥る 事が 度々 あるのです。

    人は、亡くなる寸前まで、何処か しらを 修繕(治して)いる と感じた事もあります。 無論、ケースバイケースですが。
    仮にもう駄目と分っているとしても、息絶えるその前まで、無心に治している。
    この例は極端でしょうが、 ある程度の年齢に達すれば、軽い脳梗塞は 避けられないんだそうです。
    只、症状が全く出ない位の 軽い破損は 少なからず あるとも お医者さまに言われた事があります。
    知らぬ間に、傷を負い、知らぬ間に、影響が無い状態に移行している。 
    そして、時間は掛かるものの、少しずつ少しずつ、傷を治しているんだそうで。


    こんな恐ろしいお話は、棚に上げて、怪我に 戻りましょう。


怪我など、しないに越した事は ありません!
注意する事が 肝要です。

でも、もし、怪我をしても、一生懸命になって黙々と治してくれている 自分に感謝したい と思います。
そして、身体の仕組みは 凄いなぁ と感心すると共に、 労わってあげよう とも思います。


と言いながら、おっちょこちょいな私は、きっと、また、怪我をするんです ... 。   あぁ~。 懲りないねぇ。




[2014/06/24] 誤字訂正。

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