2014年7月6日日曜日

GIMP 連続パターンを簡単に(壁紙でも作ろうか)

皆さん、GIMP 使っていますか。
色々と弄繰り廻していると、自分で、連続パターンを作って見ようか 等と考えたりします。
でも、タイル状に並べて見ると、隣接する境界で、色や明暗差が生じて、はっきりと元の画像が判別出来たりします。
そこで、目から鱗の、対応方法を。


先ずは、普通の絵を使って、タイル状に配置して見ます。
ご覧の通り、一枚一枚のタイルが判別出来てしまいますね。  ありゃぁ ... 、例が良くなくて、左右が判別し難いですね、この絵。



元画像の画面の左右そして上下が、連続する事によって、その差が線状に、浮き出て来る訳です。
では、その差を打ち消すべく、四辺の 色や明暗差を 調整したら ... 。
う~、そんな作業は、気が遠くなるばかりです。
                             根性があって、これを続けられる方は、どうぞ。  きっと、面白いものが出来ます。

絵の向きを重視する場合には、無理がありますが、模様化してしまっていい場合なら、こんな方法があります。

絵を上下左右に反転(鏡像化)して、これを田形に4枚並べる方法です。
あっ、... ご存知でしたか ... 。  ふうぅ。


ご存知でない方の為に、PC のモニタにサイズを合わせて、壁紙でも作って見ますか。


GIMP を開いて、キャンバスサイズをモニタのサイズに合わせて新規作成して下さい。
ここでは、デスクトップの一般的サイズ 1920 x 1080 にしてみます。

使いたい写真を レイヤーとして 開いて、サイズを調整します。
必要なら、数値を大きく取って、トリミングして下さい。
  例えば、ファイル(F) > レイヤーとして開く(E) > レイヤー(L) > レイヤーの拡大・縮小(S) > 数値調整 例:W = 1920

このまま、進めても、いいんですが、 後々 楽をしたいので、ここで、キャンバスに合わせたレイヤーを切り抜きます。
  選択しているレイヤーを 一旦 背景にして、編集(E) > 可視部分をコピー(V) > 編集(E) > クリップボードから生成(P) > レイヤー(L)



これで、キャンバスサイズ一杯に 素材の絵が拡がっている筈です。 レイヤー名は クリップボード です。
さて、次に行きます。

レイヤー,チャンネル,... で クリップボードのレイヤーをドラッグして一番上に動かしておきます。

そこで、この クリップボードのレイヤー を選び、 レイヤー(L) > レイヤーの複製(U)
そして、このレイヤーを レイヤー(L) > レイヤーの拡大・縮小(S) > 数値調整 例:W = 960 (元の半分)
更に、クリップボード コピーのレイヤー を選び、 レイヤー(L) > レイヤーの複製(U) 、を3回、繰り返します。
ここ迄で、材料は揃いました。

レイアウトして行くのですが、位置合わせがずれると微妙ですので、
次の投稿を参考に レイヤー移動 のスクリプトを導入する事をお勧めします。
     GIMP レイヤー移動を座標値で ( GIMP 2.6 用 )

さて、クリップボード コピーのレイヤー以下の4つを順次移動します。
移動座標(左上基準・絶対値: x , y ) は、この例では、0 , 0 / 960 , 0 / 0 , 540 / 960 , 540 です。
先のスクリプトの絶対値指定であれば、寸分の狂いも無く配置が可能で、しかもお手軽で早いです。

さてさて、核心。 このうちの 3つのレイヤーに対して、鏡像反転 します。
鏡像反転 は ツールボックス の中にあります。
例えば、水平 / 垂直 / 水平 & 垂直 です。
ラジオボタンで、これらを選択しては、レイヤーをクリックして行きます。

こうして、出来上がったのが、こちらです。  勿論、このままでも いいのですが。



更に、小さくして並べるのは、フィルターを使いましょう。
その前に、一旦、これらの4レイヤーをひとつのレイヤーに纏めておきます。  コピーがお勧め。
選択しているレイヤーを 一旦 背景にして、編集(E) > 可視部分をコピー(V) > 編集(E) > クリップボードから生成(P) > レイヤー(L)
このレイヤーを複製します。
そして、フィルター(R) > マップ(M) > 小さくして並べる(S) > 数値を選択 2 ~ > OK

数値を 3 にして並べてみたのが こちら です。   上の絵が 3 x 3 が 9 枚で並んでいますね。



個々の画像は小さくなりますが、如何にも壁紙って感じに仕上がります。
この時に、継ぎ目は 然程 目立ちません。
いい絵を見付けて、是非、トライして見て下さい。



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