2014年12月26日金曜日

GIMP トリミング (2) 切り抜きツール

さて、GIMP で トリミング ですが。
色々な 手順 があると思います。
Internet で検索すると、大抵は、ツールボックス内の 切り抜き を使った説明ですね。
一応、書いておきますか。


私は、此迄、余り、 使って来ませんでした。

と言うのも、根が、雑な性格 (?) でして、 いいかげんな と言うか 適当な方法で ばかり でした。
私がトリミングする場合は、大抵、まじまじと画像を見続けた挙句に、やおら、重い腰を上げ、いそいそと 作業するから。
つまり、作業前には、既に、 どの場所をどうカットするか が、決まっています。
言い換えれば、何パーセント位を切り捨て、どの位置で残すかは、 作業開始時点で構想が描けています。
ですから、適当な倍率で(適切な ではありません)、えいっ やぁ~ と拡大縮小して、フレームを動かしていました。
       本当に、こう言う作業って、お人柄 (?.X) ... あっ これじゃぁ 変だ!言い直そう。 人格 (◎) ですね。 が出てしまうものですね。

さて、件の 切り抜き ツール。


ツールボックス内の カッターのアイコンの あれですね。

写真を GIMP で開き、 このアイコンをクリックしてみれば、一目瞭然。
試してみるのが、一番 です。
                    と、これで終わらしてしまっては、身も蓋もない ので ... 。  頑張ろう!。.


最初で かつ 最重要な 点。

   写真を GIMP で開き、この 切り抜き をした後、そのまま、保存しない 様に!
   オリジナルの元画像が、切り抜き後のものに 変わってしまいます。        オリジナル紛失!


さて、それでは、前回 の流れから、 コンパクトで撮った写真を L 版サイズにトリミングする 例で説明します。

作業は4つ。

1. 画像を GIMP で開く
2. 作業用に レイヤーをコピーする
3. トリミングする (切り抜き ツールで/作業用レイヤーを対象/元レイヤーは不可視にしておく)
4. 然るべき名前で保存する

他の部分は省略して、トリミングだけ見てみます。

元の写真が見える状態ですと、訳が分らなくなりますので、見えない様に、不可視化(目のアイコンを外す)して下さい。
それでは。



 a. ツールボックス 切抜き をクリック
 b. 作業用レイヤーを選び、 画像の中で クリック & ドラッグ して、サイズ不問の矩形範囲を作成
               (サイズは不問 後で調整)
 c. ツールボックス 切抜き の最初の項目  現在のレイヤーのみ にチェック
               これを忘れると、 レイヤーコピーして作業している意味がなく、
               全レイヤーをトリミングしてしまいます。
 d. ツールボックス 切抜き の項目 値を固定 にチェックが無い事を確認
 e. ツールボックス 切抜き の項目 大きさ で 単位 と 数値を入力 ( 例: mm 127 89 )
 f.  ツールボックス 切抜き の項目 値を固定 にチェック
 g. 作業用レイヤー画像 の 矩形の大きさ を 四隅でドラッグして調整
 h. 大きさが決まれば、矩形の内側をクリックして、トリミング実施

     もし、矩形の外側 (薄暗く表示された部分) をクリックすれば、
     切り抜き作業は中断されます。


     この方法では、トリミングは 対象レイヤー をサイズ変更する形で実施されます。
     位置はそのままで、不要な部分が削除されたレイヤーとなります。

     大きさは、mm 単位でなくても、縦横比が合っていれば、大丈夫です。
     例えば、px のまま、1270 890  等と入力しても OK です。

     目的のサイズが、具体的に XX px x YY px と分っていれば、
     この時点で、比率ではなく、その数値自体を入力です。

     また、px 以外の単位では、数値の まるめ が行われます。


さて、この ツールボックス 切抜き の項目 ガイドなし の右の下向き三角 をクリックすると、
矩形の中に ガイドライン が表示される様になります。
ガイドライン の種類は センターライン ・ 3分割法 ・ 黄金分割 です。




尚、この方法は、トリミングする 大きさ もしくは 縦横比 が事前に分っていないと、正確なものにはなりません。
   各規格での 縦横比 や 寸法 は 前回 を参照下さい。

また、プリントする時点で、所要寸法に自動調整されますが、 数 px 単位で誤差が生じる可能性も否定出来ません。
プリントドライバーやプリンタの設定にも係わりますので、各自の環境で、事前の確認作業は必要かもしれません。



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