2015年3月3日火曜日

第43回 こよみ便覧って何

季節の節々を表す こよみ便覧 って聞いた事有ります?。
名前はご存じなくても、聞かれたこ事があると思います。
テレビのニュースや天気予報で、 例えば、今日は 暦の上では XX の日 です、 と。
聞き流しているか、忘れている、 この 暦の節 を書き記してあるのが、 こよみ便覧 です。


風景の写真を撮っていると、どうしても、季節の節目が気になります。

そうではなくても、日々、陽が延びたなぁ とか、縮んだなぁ とか、
言葉とは関係なく、季節の変化に、気付かされる事があります。


そんな、移ろい行く 季節の変わり目 が 24 種類。
1年で、小寒・大寒 で始まり、大雪・冬至 で終わる 二十四節気二十四気) の事ですね。
節気名称(例えば 小寒) は 太陽の高度を反映したもの なのだそうです。

Wikipedia 先生によると、次の様にも分類出来るそうで。   出典 : Wikipedia 二十四節気
  • 昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の中間点) - 春分・夏至・秋分・冬至
  • 昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の始期) - 立春・立夏・立秋・立冬
  • 気温 - 小暑・大暑・処暑・小寒・大寒
  • 気象 - 雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪
  • 物候 - 啓蟄・清明・小満
  • 農事 - 穀雨・芒種

節気名称 の語句には、各々、意味があって、
これの引き合いとして、良く引用されるのが、 こよみ便覧 ですね

個人的には、  こよみ便覧って何? のレベルです .... 。  ... ショウガ ナイ デス ネェ 。


国立国会図書館 等 に原本が保存されていて、Web 上で、一般公開されています。  画像を、加工の上、引用します。

  URL : http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536637/7   国立国会図書館デジタルコレクション
                                                                                   天明 7 年 ( 1787 )  暦便覧 (7/15) 年中二十四気 より




いやぁ、凄い事ですね。
江戸時代の書物を、自宅で、居ながらにして、閲覧 出来ちゃう !。
それも、これは、かなり、高精細な画像ですね。
最初に、このリンクを見付けた時は、 暫し、画面に見入っていました。  と言っても、古文は苦手 ... 。  もっと、勉強しとけば ... 。
国立国会図書館の関係者の皆さま、 ありがとうございます。



さて、こよみ便覧 から、二十四節気二十四気を、表に纏めましょうか。  注 : 時期は年によって前後します。
                                                     解説の文字表記は原本の通りではありません。

二十四
節気
よみ 解説 (こよみ便覧 から) 時期
2015 年
小寒 しょうかん 冬至より一陽起るが故に 陰気に逆らう故 益々冷るなり 1月 6日
大寒 だいかん 冷ゆることの至りて 甚だしきときなればなり 1月20日
立春 りっしゅん 春の気 立つを以ってなり 2月 4日
雨水 うすい 陽気地上に発し 雪氷とけて 雨水となればなり 2月19日
啓蟄 けいちつ 陽気地中にうごき ちぢまる虫 穴をひらき出ればなり 3月 6日
春分 しゅんぶん 日天の中を行て 昼夜等分の時なり 3月21日
清明 せいめい 万物発して 清浄明潔なれば 此芽は何の草としれるなり 4月 5日
穀雨 こくう 春雨降りて 百穀を生化すればなり 4月20日
立夏 りっか 夏の立つがゆへなり 5月 6日
小満 しょうまん 万物盈満(えいまん)すれば 草木枝葉繁る 5月21日
芒種 ぼうしゅ (のぎ)ある穀類 稼種する時なり 6月 6日
夏至 げし 陽熱至極し また 日の長きのいたりなるを以てなり 6月22日
小暑 しょうしょ 大暑 来れる前なればなり 7月 7日
大暑 たいしょ 暑気 いたりつまりたるゆえん なればなり 7月23日
立秋 りっしゅう 初めて 秋の気立つがゆゑ なればなり 8月 8日
処暑 しょしょ 陽気とどまりて 初めて 退きやまむとすればなり 8月23日
白露 はくろ 陰気やうやく重りて 露にごりて 白色となればなり 9月 8日
秋分 しゅうぶん 陰陽の中分 なればなり 9月23日
寒露 かんろ 陰寒の気に合つて 露結び凝らん とすればなり 10月 8日
霜降 そうこう 露が陰気に結ばれて 霜となりて降る ゆゑなり 10月24日
立冬 りっとう 冬の気立ち始めて いよいよ冷ゆればなり 11月 8日
小雪 しょうせつ 冷ゆるが故に 雨も雪と也て くだるが故なり 11月23日
大雪 だいせつ 雪 いよいよ降り重ねる折からなればなり 12月 7日
冬至 とうじ 日南の限りを行て 日の短きの至りなればなり 12月22日



序でなので、二十四節気 を補う 雑節(ざっせつ) を、表に纏めましょうか。  国立天文台 暦計算室 こよみ用語解説 から 引用

雑節 よみ 説明
土用 どよう 太陰太陽暦では立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指した。最近では夏の土用だけを指すことが多い。
節分せつぶん 季節の分かれめのことで、もとは四季にあった。立春の前日。
彼岸ひがん 春分と秋分の前後の3日ずつの計7日のこと。初日を彼岸の入り、当日を中日(ちゅうにち)、終日を明けと呼ぶ。
八十八夜はちじゅうはちや 立春から数えて88日目をいう。霜が降りることが少なくなる頃。
入梅にゅうばい 太陰太陽暦では芒種の後の壬(みずのえ)の日。つゆの雨が降り始める頃。
半夏生はんげしょう 太陰太陽暦では夏至より10日後とされていた。
二百十日にひゃくとおか 立春から数えて、210日目の日。



そうそう、今日は、暦の節気とは別の日、 おひなさま の日ですね。
そうそう、 桃の節句、 3 月の節句、 上巳 。
       五節句 のひとつ。 
      これまた、節 ですね。  混乱しちゃいますね。
                          序での序でで、五節句も表に。

節句 よみ 別名 時期
人日 じんじつ 七草の節句 ななくさ 1月7日
上巳 じょうし 桃の節句  もも 雛祭 3月3日
端午 たんご 菖蒲の節句 しょうぶ 5月5日
七夕 しちじつ 七夕の節句 たなばた 7月7日
重陽 ちょうよう 菊の節句  きく 9月9日
 



未婚の女性に贈ります。  
おひなさま の日 ですからね。
                                   (おっとォ~、 未婚に限らない事にしておきましょう。)
女性に贈ります。   これからも、幸 多かれ! と。
 


 

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