2016年3月13日日曜日

カメラと塵の写り込み そして 編集

写真で悩ましい問題。  それは、画面に記録されてしまった内部の浮遊塵 そう、ゴミですね。
これを編集で綺麗に消すのは、 実は、 なかなか、難しいのです。
普段から、カメラの状態を気にしていて、メンテナンスや掃除を手抜かり無く実施していれば、
少しは軽減出来るのですが ... 。
さて、 写ってしまったゴミ、 どうしましょうか?。


そう、いい絵が撮れた時に限って、塵がはいっていたり ... 。
コンパクトカメラや一眼レフに限らず、 カメラは、時折、塵を写してしまいます。
絞り開放に近い方が目立ちませんが、 入るのは同じです。
絞れば絞る程、はっきりくっきり目立ちます。
機種によっては、塵の振い落し機能が備わっていますが、 機器内で浮遊しているのは変わりません。

さて、どうしたものか。

次に備えて、掃除を行うのは 大事 です。
しかし、既に撮影されてしまった絵には記録されています、 塵。

どうしても、となれば、 画像編集に勤しむ事になります。
これが、難しい。


完璧な塵の除去は 実は 不可能です。
理由は簡単。  無くなってしまったデータを補っていて不自然だからなのでしょうね。 
そんな馬鹿な! と仰る方もおいででしょう。  しかし、やはり、不可能です。
 
それは、画像に文字が挿入されているのを取りたい と言う Q&A サイトでお馴染みの 命題 と似ています。
答えは 不可能 です。
誤魔化す 事は可能です。  目立た無くする 事は出来ます。
そのレベル迄 なのです。


実際に、GIMP を使って、 その実際を見て行きましょう。

一番簡単なのは、 スタンプ や 修復ブラシ のツールです。
フィルタ(F) > 強調() > ノイズ除去() も有益です。

ぱっと目には消えたかの如く目に映ります。

しかし、拡大したり更に画像編集を全面に施したりするとアラが見えて来る事が多いです。
また、感受性の高い方は、編集後の画像をピタッと言い当てたりされます。  直してるねって!。  残ってるよって!。

部分を拡大してご覧に入れましょう。  スタンプ の 例です。  原寸 w:500 px。
普通に、スタンプ機能を使って、 塵の位置に 近隣のデータを スタンプしたもの です。
ブラシ の選択は 極普通の もの で、 サイズの調整をした位 の 直し方 です。
一見、少しは解消している様に見えるのですが ... 。
そのままでは、多少は アラ が目立たなくなっているので、 ここでは 平滑化 等を施したもの (右側) を併載します。



ぱっと見 で、解消された様に見えている部分も、実は ... 。
いや、これは、私の性格が 雑 だからかも知れません ... 。  もっと、拡大して 目を見開き 慎重に 作業すれば ... 。
  ふたつのうち右下は 修正ミス ですね、 見落とし に 近いかも。.
  あっ、言い訳させて下さい。  一応、修正した積もりなのですが ... 。  雑だなぁ。.


塵消し は コツがあります。

  画像を拡大して作業する事!。
  近隣の なるべく類似の場所を探す事!。
  マウスやペンで スタンプ を置いたら、ドラッグしない事!。 (線が出来るので、不自然に見えますね。).
  最小限の スタンプ数で直す事!。 (下手の厚塗り状態になってしまいます。).
  やり直しは、 スタンプを重ねずに、作業を元に戻す事!。 (気を落ち着けて、焦らずに。).
  画像の隅から隅まで良く見渡し、 漏れが無い様にする事!。

これらは、自分への戒めを込めて書いています。


そして、今回の投稿を書いていて気付いたのですが、
 
  最初に、画像をレイヤーコピーし、これに 平滑化 等の色自動調整機能を適応し、塵の位置を把握する。
  最後に、また、編集後の画像も 同様にして チェックする。

のが良いのかも知れません。 


更に、 実は今迄、スタンプ用のブラシは 不透明度 100% で作業していたのですが、
周辺との諧調飛びに悩まされ通し でした。

  ブラシの不透明度 を 100% から 15 ~ 30 % 程度に落とし、 数回同じ場所をクリックする

方が綺麗に治せる場合がある事を発見しました。
次回の塵修正では、これを試して見ようかと思っています。


更に更に、 結果がイメージし易い スタンプ ですが、スタンプの外周部分は 元データのまま です。
これに対して、
データを上書き後に周辺と馴染ませる機能の入った 修復ブラシツール (斜めバッテンの絆創膏 アイコン) もあります。
両者とも、上書き対象を Ctrl + Click で選択して、修正箇所を クリックするのは同じですが、
微妙に結果が違います。
こちら(修復ブラシツール)の方が、使い易いかも知れません。
次回の塵修正では、これも試して見ようかと思っています。



それにしても、 悩ましきかな! 写り込んでしまった 塵 !。
修正が面倒な作業である事に変わりはありません ... 。
                                あ~あ~、 綺麗に直る 手抜き 方法が 何処かにないかなぁ~。.



[2016/03/14] 文章を少し推敲

0 件のコメント:

コメントを投稿