2017年2月25日土曜日

Google Nik Collection を GIMP から

Google Nik Collection は 面白い です。
でも、 画像編集に ツールやソフトは 幾つも は 要らないし、 混乱の元。
いる時にだけ、呼び出せる様にして置いた方が 無難 でしょう。
そこで、 Google Nik Collection を GIMP から。


Google Nik Collection は Photoshop や Lightroom のプラグイン!。
GIMP に プラグイン 出来ないの?。

回答 = 可能 です!。


プラグインと言っても、

仮想ファイルを経由 (ファイル渡し) して、 別プロセスで、 外部プログラムとして呼び出し、
加工の後、
保存・終了と共に、 制御を 元の GIMP に戻して、 加工結果をレイヤーに取り込む、

と言う 一連の流れ を理解して置いた方が良いでしょうね。

   仮想ファイルは残りませんが、 各ソフトに履歴機能があれば、其処に痕跡は残ります。
   保存せずに終了すれば、 単に、コピーしたのと 同じ結果。 .

GIMP で プラグイン化 するには、 以下のファイルが必要です。
 
    ShellOut.py

そして、これを 自分の環境に合わせて書き換え、ユーザーの plug-ins フォルダ に収める必要があります。
例によって、 Linux がスタートの GIMP なので、 改行コードは LF のみ。  (Windows は CR+LF が標準)。
一般的なテキストエディタ (メモ帳) ではちゃんとは動かないでしょう。

元になるファイルは 以下のリンクから入手出来ます。

   http://registry.gimp.org/node/24977
   
   Nik 用に訂正(一例):  Shellout plugin for GIMP and NIK Collection - Alfa Sierra by steaz


自分なりに 編集した ファイル も アップロードして置きましょう。  ファイル名称は変えてあります。.

   ダウンロード用ページ: GIMP Script-Py ShellOut For Nik Collection

Nik Collection  + MS Paint で 外部プログラム起動 にした もの です。
MS Paint は 軽量なので、 図形 (枠取り) の追加書き込みに良く利用していましたから。
それから、 
x86 と x64 とを別々に用意してあります。
同じにしてしまうと、 x64 の場合、 外部プログラムの Nik Collection が x86 ( 32 Bits )  で立ち上がる為、
2つ別々に 用意しました。
また、 参考にした Script は、 一部 .jpg 渡しで 且つ 新規レイヤー名が 'Visible' 固定でしたので、
.png にし、ソフト名が分かるレイヤー名になる様な  変更 を加えてあります。

  本来なら、 .tiff 渡しにしたかったのですが、 うちの環境 ( GIMP 2.8.20 x86 ) で復帰時に Error Box が出るので、
  止む無く、 .png 渡しにしてあります。
  registry.gimp.org にある Original は .png で渡してあるので、元に戻った形ですね。
  また、 Plug-In の言語 Python は 初めて触るので自信がないのですが、 何とか まともに 動いている様です。
  但し、元々の Script が GIMP 2.6 用のものらしいので、 GIMP 2.8 完全準拠ではないのかも。  将来的な不安材料。.

このファイル(ダウンロードして解凍したもの)を ユーザーの C:¥Users¥UserA¥.gimp-2.8¥plug-ins に入れて下さい。
OS の種類に合ったものを ですよ。  32 ビット Windows なら x86 、64 ビット Windows なら x64 です。





これで、GIMP を起動すれば、
GIMP から Google Nik Collection (及び MS Paint) が起動出来るようになり、
編集結果をレイヤーに取り込む事が出来ます。  (標準設定は 上書きでなく 新規レイヤー追加)

但し、このスクリプトは、選択範囲があると、左上の原点座標 (x=0,y=0) にずれて取り込む様なので、
選択範囲が無い状態で使うのが 吉 です。.

      選択範囲がある状態では、
      外部プログラムへは選択範囲内のデータが送られ、
      編集後の取り込みでは座標原点(左上)にズレて戻ります。  大元のスクリプトの仕様の様です。.


また、MS Paint は 透明背景 を扱えないので、 透明部分は 黒 (HTML#000000 ?) になります。.


単に、動く様にしたレベルのスクリプトですので、
Nik Collection や MS Paint での作業を どう レイヤーに反映しているか? 掴み切れていません。
不都合な点があるかも知れませんが、
元のスクリプトの仕様とお考え戴き、 作業手順の変更や追加で 上手に 回避して下さい。
言語 Python に詳しければ、コード変更を試みれるのですが、 私は 不得手 なので ... 。.



さぁ、 どんどん、 画像編集に勤しみ、 あなただけの写真 を創り上げて下さい。
とは言っても、 Nik Collection は がらっと絵が変わりますので、
遣り過ぎ! には ご用心。  ご用心。  :) 。

                 私の場合、 MS paint の方が出番が多いかも ... 。.



2 件のコメント:

  1. hotoimuです。
    おおっ、これは楽しそうですね。
    以前、GIMPでRGB毎に脱色して最後にノイスを入れて白黒フィルム風にしたことがあります。
    でも1枚それなりに仕上げるのに半日かかりました。
    時間を見つけて試してしますね。

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    1. hotoimu さま コメントありがとうございます。

      いつもありがとうございます。

      選択範囲なしで お試し下さい。
      スクリプト本体に手を入れようかとも思ったのですが、Python 難しい! ... 。
      白黒化に関しては、
      GIMP の元々の機能で作業する方が良い結果になる気もしています。
      そして、嫌らしいのが、 後から、どの様な経過で編集を加えたかの履歴を残せない点。
      都度 レイヤーに保存し手順を追記の手もありそうですが、 ファイル巨大化が怖いし ... 。
      結局、 おもちゃ かなぁ ... 。

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